勉強方法について

試験の概要と合格率・難易度

マンション管理士試験の受験の流れをわかりやすくご案内します。
また、近年の試験の結果に基づき、試験の難易度を推し量ってみました。マンション管理士試験の勉強法をさぐる、前準備としてご活用ください。

受験資格・申込手続きなど

受験資格

全くありません。年齢、学歴・経歴、国籍などは一切問わず、広く開かれた資格です。

受験に関する願書の入手方法

(財)マンション管理センターの本部または支部(試験地)から入手してください。

公益財団法人マンション管理センター

〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-5-5 岩波書店一ツ橋ビル7F
TEL03-3222-1611(試験案内専用電話)

上記のサイトから、PDFファイル版の「受験案内」をダウンロードできます。

申し込み期間と試験日・合格発表

申込は毎年9月上旬から下旬までできます。
試験は例年、11月下旬から12月上旬の間に行われています。合格発表は、年を明け毎年1月中旬にあります。

試験地

札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市及び那覇市並びにこれら周辺地域(全国25会場)

受験料

9,400円

試験の内容

想定される出題内容は、以下の4つに分類されます。

(1)マンションの管理に関する法令及び実務に関すること

  • 建物の区分所有等に関する法律
  • 被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法
  • マンションの建替えの円滑化等に関する法律
  • 民法(取引、契約等マンション管理に関するもの)
  • 不動産登記法
  • マンション標準管理規約
  • マンション標準管理委託契約書
  • マンションの管理に関するその他の法律(建築基準法、都市計画法、消防法、住宅の品質確保の促進等に関する法律等)など

(2)管理組合の運営の円滑化に関すること

管理組合の組織と運営(集会の運営等)、管理組合の業務と役割(役員、理事会の役割等)、管理組合の苦情対応と対策、管理組合の訴訟と判例、管理組合の会計など

(3)マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること

マンションの構造・設備、長期修繕計画、建物設備の診断、大規模修繕など

(4)マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること

マンションの管理の適正化の推進に関する法律、マンション管理適正化指針 など

出題形式と配点

四肢択一マークシート式の筆記試験、試験問題は50問。

合格基準

マンション管理士試験に合格するためには、満点(50問正解)の60~70%の得点が目安になります。取り組みにくい相手ではありませんが、ただし油断は禁物です。特に怖いのが、合格基準が明確に定められていない点です。

過去のデータを見てみると、50点満点中30点で合格できた年度もあれば、37点でも合格できない年度もありました。「36点」というのが、合格の目安とは言われていますが、「40点」くらい取れるように受験勉強には取り組む必要があります。

近年の試験結果

合格率・合格点
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
合格率 8.2% 8.0% 9.0% 7.9% 8.2%
合格最低点 37点 36点 34点 38点 37点

※近年の受験者は10,000人前後、合格者は1,000人前後

年齢別受験者の傾向(2019年)
年齢 受験申込者数 受験者数 受験率 合格者数 合格率
~29歳 1,325(9.5%) 1,102(9.2%) 83.2% 102(10.3%) 9.3%
30歳~39歳 2,270(16.3%) 1,840(15.3%) 81.1% 202(20.4%) 11.0%
40歳~49歳 3,477(24.9%) 2,921(24.3%) 84.0% 276(27.9%) 9.4%
50歳~59歳 3,690(26.4%) 3,248(27.0%) 88.0% 257(25.9%) 7.9%
60歳~ 3,199(22.9%) 2,910(24.2%) 91.0% 154(15.5%) 5.3%
合計 13,961 12,021 86.1% 991 8.2%

合格率の解説

マンション管理士試験の合格率は7~8%前後です。
合格率の観点から見ると、建築・住宅関連の他の資格と比較してみると、一級建築士や土地家屋調査士等と並ぶ難関試験です

また受験者の中心層が30代~50代と広範であることも、この国家試験の特長のひとつです。あくまで想像ですが、建築・不動産関連の業務を経験している人はもちろんのこと、司法書士や行政書士、また建築士等の有資格者も受験しているように思われます。

合格率は7~8%の数字は、合格者の内訳も念頭において、きびしく受け取ることが必要でしょう。

学習時間

「受験勉強はしやすい」という声は、学習時間にも反映されています。マンション管理士試験に合格するために必要な総学習時間は500~700時間と言われています。一方、マンション管理士試験と合格率がほぼ同じの行政書士試験や社労士試験の学習時間はおよそ1000時間です。

このことからも、マンション管理士試験は合格率の低さほどには、取り組みにくい相手ではないことがおわかりいただけるのではないでしょうか。

学習時間についての詳細はこちらの記事をご覧ください