勉強方法について

会計・管理業務、設備系の攻略法

<会計と管理業務の攻略法>

「管理組合の運営の円滑化に関すること」の出題とは、いわゆる会計、管理実務系の科目であり、基礎的な知識を身につけておけば、得点源にできる分野です。

会計系の勉強内容

勉強のポイントとなるのは、マンション会計の基礎知識や税、保険などです。

マンション管理の財源となる管理費などがどのように徴収され、運用されているかを知ることが大切で、管理組合と管理会社が作成する必要のある収支予算案や収支決算案(収支報告書、賃貸対照表)について理解することから始めましょう。

保険については、共有部分の保険について知ることがポイントです。
また専有部分については、どのように保険がかけられているかを理解しましょう。

税については、管理組合の事業に関する税と、区分所有者自身にかかる税を分けて理解するようにします。

これらの知識が本試験では、「管理費を滞納しているマンションの住民がいる場合、どのような手段で対応すればよいか」など、管理費の滞納にともなうトラブルや、予算の執行や変更などの角度から問われることになります。

法令系と同じように、具体的なイメージづけをしながら学習するようにしてください。

管理業務系の勉強内容

この分野を勉強することの趣旨は、管理組合が法的にどう位置づけられているかを理解することにあります。

また、一般の管理組合と管理組合法人がどう違うのかも知っておく必要があります。

実際にマンション管理に携わっていないとなかなか馴染みの持てない分野かもしれませんが、開業後は必要なる知識ばかりです。根気を持って勉強しましょう。

この分野の学習内容は、管理組合の組織と運営(集会の運営等)、管理組合の業務と役割、管理組合の苦情対応と対策などです。

理事会の運営方法について勉強し、理事長、理事、監事などの役員の権限と義務、理事会の運営などについて理解しておくことが大事です。

また管理組合の訴訟と判例の観点からは、普通決議と特別決議事項との区分による決議方法のちがいを押さえることも大切です。

管理業務系の分野は、標準管理規約や区分所有法と密接につながっています。関係箇所については、照らし合わせの横断学習をするのが効率的です。

<設備系の攻略法>

「マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること」として問われる内容は、給水設備や排水設備、ガス設備、電気設備、消防設備、エレベーター設備、換気設備などさまざまです。
設備系からは例年10~15問の出題がなされています。

設備系の勉強は「維持・保全」と「マンションの構造」の2つの観点から押さえるようにします。
「維持・保全」では特に、法律で点検や検査などが義務づけられている検査項目を押さえることが大切です。

たとえば、特殊建築物検査、昇降機定期検査、特殊建築物の建築設備定期検査、消防設備定期検査、貯水槽清掃および検査などです。

また「マンションの構造」については、構法による分類や建築物の構成、使用材料の分類などについて、しっかりと理解する必要があります。

たとえば給水設備には給水方式に「受水槽方式」と「直結方式」があること、排水通気設備では排水される水の種類によって配管が異なること、また電気設備についてはマンションによって電気の受変電設備が異なっていることなどです。

これら設備系の学習全体に大切なことは、まずマンションの基礎的な建築構造や設備についての知識を押さえた上で、そこに使用されている材料や仕組みを理解することです。