マンション管理士とは

外へ出て、マンションの改修工事現場などを見学しましょう

管理人は法令系の解説のなかで、マンション管理士の勉強法として『具体的なイメージを描きながら覚えることが大切』とお話ししてきました。
このことは法律、建築、会計・管理業務の全般に共通していえることでもあります。

ではマンション管理士本試験の設問を身近なものとしてイメージできるようになるには、どのような勉強法が効率的でしょうか?

これは簡単で大事なことです。街へ出て、実際のマンションを見てみるのが効率的な勉強になります。

試験対策の入り口は、テキスト等との座学での格闘から始まるわけですが、ある程度勉強が進んだ段階で、テキストや過去問に書かれていることを、より具体的にイメージできるようになるよう、実物に当たってみてほしいのです。

このことは特に、建築・設備系分野の勉強には高い効果としてあらわれてきます。

もしみなさんが、いまマンションに住んでいるのであれば、自分のマンション設備がどうなっているのか、構造がどうなっているのか研究するだけでもかなりの勉強になります。

また、実際のマンション工事現場を見学する、できれば設備の保守点検にお願いして立ち会ってみるなど、現場に触れながら覚える機会をつくっていくようにしましょう。

テキストや過去問を一通り勉強してみて、低放射複層ガラスや枠付き鉄骨ブレース、水道直結増圧方式、浸透性の吸水防止材、排水横引管などの専門用語がおぼろげながら予備知識として頭に入った後で、実物に触れる勉強は特に効果がてきめんです。

現場で見てきたことを、テキストや参考書に戻って確認すれば、文字だけの情報を具体的なイメージに変えることができます。

現場に学ぶ勉強法は、法令系の科目についても可視化させてくれます。

特にマンション管理士の勉強法において最重要の区分所有法については、建物の共有部分と専有部分、またその床面積の割合、さらに配線工事など具体的な工事の様子を思い浮かべられるようになると、解釈しやすくなる設問がたくさんあります。

このことは建築基準法や、水道法、消防法などの設問についてもまったく同じことがいえます。

マンション管理士の試験には実技試験がありませんので、よくも悪しくも「知識詰め込み型の試験」と評されているところがあるようです。

しかし机に向かって知識を詰め込むだけでは、簡単に合格できるほど甘い試験ではないないというのが実際のところだと思います。

テキストと街にある現場、この2つを教材にするのが、本試験を意識した実践的な勉強であるといえます。